12月1日JZBrat、熊田千穂と銀座キラ星カルテットの公演は
私熊田千穂の緊急入院のため、急遽「銀座キラ星カルテット」の公演となりました。
またヴィブラハープ・加藤亜依がインフルエンザの為欠場。
突然の内容変更にもかかわらず、会場には多くのお客様にお運びいただき本当にどうもありがとうございました。
またJZBratスタッフ様方にもご尽力いただきました。
当日の様子を撮影したDVDを後日お店よりいただきました。
私は今回、お店のスクリーンにaccoのこれまでのフライヤー画を流していただけるようにお願いをしていたのですが、手元にとどいた映像の編集に驚きました。
まず、開場時のざわめきの音声をバックにacco映像のスライドが流れるところからDVDは始まるのです。
本番中、青木さんが映像の説明をしてくれる場面があったのですが、そのシーンでもライブ映像から切り替わり、彼の声だけをバックに話の内容に合わせてスライドをさし挟んであるという。。。手間をかけたとてもとても優しい編集に感動しました。
本当にありがとうございます。
また写真も、友人知人から沢山いただきました。
会場にいなかった本人が、当日レポートを書きますが
どうぞご覧下さいませ☆
銀座キラ星カルテット at JZBrat
開場。バーカウンター上に流れるacco画。
当日16時すぎ、病室から親友にメールを送りました。
「今から送るメールをプリントアウトして客席に配って欲しい。来場のお客様への手紙です」と。
時間のない中もかこは急いでその作業を完了してくれたのです。
どうもありがとう。本当にありがとう。
1st set
・踊らん哉-Shall We Dance?-
・雨-Rain-
・雨の中に唄ふ-Singing in the Rain-
・Titina
・楽しいひとゝき-By a waterfall-
・シューベルトのセレナーデ (筒井政明tp /青木研bjデュオ)
・月光価千金(vocal絵馬優子さん)
・テネシーワルツ (vocal絵馬優子さん)
・チョング-Chong-
・China Boy
・Georgia Camp Meeting
2nd set
・オレンヂの花咲く頃 -Orange Blossom Time-
・There's a rainbow round my shoulder (唄・青木研)
・ドリゴのセレナーデ
・上海リル -Shanghai Lil-
・スワニー(青木研bj/井桁賢一susデュオ)
・世界は日の出を待っている(青木研bj/井桁賢一susデュオ)
・After you've gone
・ダイナ(vocal絵馬優子さん)
・Five feet two, Eyes of blue(vocal絵馬優子さん)
・アラビヤの唄
・りんごの木の下で
アンコール
クリスマスメドレー(そりすべり→サンタが街にやってくる→ホワイトクリスマス→ジングルベル)
青木さんの挨拶から始まる
(photo toshio tsunemi)
この日の公演について、また私の様子について青木さんから挨拶と説明が。
このマイク青木さん自作なのです。
この日予定していた曲目はこれまでよりもより大正後期・昭和初期の香りの濃いもので、しかもバイオリンとヴィブラハープとパーカッションが加わりさらにリアルに音を立ち上がらせる計画でした。
この日になんとか間に合うようにとぎりぎりまで作っていたのだそうです。
「歌手の顔が見えないってクレームが来るかもしれないんだよなー。」と心配しながら。
私はこのマイクを使えなかったわけですが、次はこれで歌わせて欲しいなぁぁ。
全体写真を見るとやはりかなり雰囲気があり演出効果大きいです。
そして後にこのマイクでこのステージで誰かが歌いましたよね?
今夜のヒロインは齋藤チホちゃん
今回accoのフライヤー通りの衣装を全員が着る予定でいましたが、チホちゃん一人になってもちゃんと実行してくれたのです。
今回、彼女の活躍なしでは成り立たなかったでしょう。
それにしてもなんってかわいいんだ!
本番直前、楽屋から病室の私にこんな写真が届きました。病室で大興奮したのは言うまでもありません。(熱が上がる・・)
ボーカルパートの音をほぼすべてチホちゃんが担当しえてくれました。
「大正・昭和ジャズソングショウ~バイオリンが唄ふメロディ~」
という感じです。
映像と、後日青木さんが送ってくれた録音で聴きましたが、
素晴しかったです。バイオリンが醸す音のムード。
終始にこやかに存在してくれる華のようなチホちゃんの調べ。「オレンヂの花咲く頃」も「ドリゴのセレナーデ」も「アラビヤの唄」も一気に上質な時代感を増していました。
「チョング」など、要所要所で披露してくれるピチカート(弦を直接指ではじいて演奏)がたまらなかったです。風情抜群。

1stステージ半ば、評論家の瀬川昌久先生がご登壇くださいました。
今回の公演は瀬川先生も気にかけてくださっていて、フライヤーもとても気に入ってくださり「配りたいので、あと10枚ほど送ってくれませんか?」とわざわざお電話をくださったりしていたのです。
内容変更が決まった時、すぐにご連絡させていただいたのですが、とても残念だとおっしゃり、とても心配をしてくださいました。
そして、
バンドだけの出演でも問題はないだろうが、歌手がいないのはお客様にとって寂しいことだ、絵馬優子さんならばキラ星の雰囲気の中で素敵に歌ってくださるだろうと考えて下さり先生自ら絵馬さんに出演交渉をしてくださったのです。
そして当日はステージに上がり、内容変更のお詫びと(!!!!)バンドの紹介、そして絵馬さんの紹介と、、何からなにまでして下さったのです。
客席にいる友人からメールで実況をもらった私はベッドの上で身悶えていました。
なんていうことだろう。なんていう事になってしまったんだろう。
瀬川先生にそんな事をしていただくとは!
絵馬さんとは前日お電話でお話させていただき、私からもお願いをさせていただきました。
人のバンドで、そのバンドのお客様の前で、しかもこんな緊急事態で、
上がって歌うのはやりづらくていやに決まっています。
ご自分のステージをいくつもこなしていらっしゃるベテランの大先輩なのです。
瀬川先生のご提案とはいえ、前日に急きょいただいたご提案であり、
驚きましたし、正直電話するのをためらいました。
そもそも、歌は聞かせていただいたことはあってもゆっくりお話させて頂いたこともないのです。
でも、さすが瀬川先生が思いつかれた通り、もし絵馬さんに歌っていただけるなら、たしかに一番素敵な感じになる。。。
とにかく時間がないので急ぎ電話をかけ、お話させていただきながらも、
申し訳ない気持ちばかりで、「お騒がせして申し訳ありませんでした。」と出演願いをせずに切ってしまいそうに二度程なりました。
「お願します!」と言い切れないでいたのです。
絵馬さんは優しい方です。
歌手同士、私の気持ちを想像して下さり、急な話で動揺も残りながら電話してしまった私の話をゆっくり聞いて私の頭が落ち着くまで待ってくださっていました。
そして私は、当日の客席にいるつもりになって冷静に考えた時、やはり思いもかけず歌が入るというのはお客様にとって明るいプレゼント以外の何物でもないと思いました。
そう想像できたとき、申し訳ないも何も全部捨てて、即頭を下げて「どうかよろしくお願い致します!」という気持ち120%になりました。
なにをためらうのだ、ここは瀬川先生のご提案に感謝し、絵馬さんの懐に甘えるんだー!!と。
本当に、愚かなこと、私には少なからず悔しい思いが残っていたんです。
だからすぐに頭を下げてお願することができなかった。
公演とお客様を第一に考えていたつもりが、その時は自分の気持ちが優先になっていた。順番が変わってしまっていたんです。
一瞬の愚かさからチャンスを逃さなくてよかった。
終演後、お客様方から「素敵なボーカルだったよ!」「歌があってやっぱりほっとした」と私のほうに感想がもらえたんです。
絵馬さん、瀬川先生、本当に感謝しております!!!
(photo toshio tsunemi)
選曲もキラ星を意識して懐かしいナンバーを歌ってくださいました。
そして「シューベルトのセレナーデ」。
これは熊田出演がなくなり、青木さんが急遽追加したナンバーでした。
かつての南里文雄(tp)と角田孝(gt)のデュオを彷彿とさせる深く難しいナンバー。
戦前ジャズソングというのは陽気な歌ものばかりでなくて、その歌ものはとても実力の高いプレイヤー達に支えられていたわけですから、インストゥルメンタルの素晴らしい演奏も多く披露されていたのです。
筒井さんと青木さんデュオ、素晴らしかったですね。
acco作品が流れてた場所に、本番中はステージの様子がリアルタイムで映る。
JZBratでは公演ごとにアーティストカクテルを作ってくださるんですが、
この夜は、
ジントニックに私の好きな赤色を足すべくクランベリーを入れ、炭酸でキラキラと舞い上がるように金箔を散らしたカクテル。
バンドの誰かが赤を足すように言ってくれたんでしょうね。
そしてバーテンさんの発想ってすごいね。
チホちゃんが病室の私に「名前を付けてください」と写真付きのメールをくれました
「今宵キラ星の如く」
飲みたかったな私も。
2ndステージ
病室に届いた写メールを見て驚いたんですが、チホちゃん、衣装替えをしてくれたんです!
そう、1stでフライヤー通りの用意をしてくれたチホちゃんの写真を見て
「ああ!ありがとう!!」と思ったんですが、一方で
「せっかくの紅一点なのだからスカートで可愛らしく立ってもらうほうが華やいだかも。しまった、慌てていてそこまで気が回らなかったな。。」と少し思っていたんです。
(そんなことばっかり考えてるんですよ私・・・)
そこを!そこを!そこをおおおおおおお!!!!
チホちゃんはしっかりと考えていてくれた。
パフォーマンス精神。サービス精神。さすがです。
見てください、この可憐な姿!
後ろで筒井さんがニコニコ
筒井さんが片手にしているのは小さなマラカス。
全般にわたり、筒井さんがさりげなく鳴らすマラカスでとても小気味よいムードでした。
メンバーそれぞれが本来の能力や魅力はもちろん
工夫や気遣いを持ち寄ってくれたことで、ステージは素敵になっていました。
終演後、お客様より
「青木君が日本語で一曲全部歌ってたよ!よかった!」
とメールが来たのです。
「え?何の曲だろう?」と思い後で電話をした時に聞いたのです。
「何を歌ってくれたの?」
「あぁ??歌ってねーよ。歌うわけねーだろ」
語尾にバカヤローが付きそうな勢いで最初は全否定されたんですが、後で「rainbow round my shoulderである」 と教えてくれました。
「そうなの!!?そんなパフォーマンスをありがとう(泣)」
またやってくれとお願いしたら断られましたが、
さらに後日
「俺が歌ったの聞いた?映像届いた?」と聞かれちょっとウケました
その時はまだ映像がなかったんですが、観ました!聴きました!
青木さんのrainbow round my shoulder

身振り手振りを交え表情豊かに。。。このバンジョー奏者にこんな風に歌われてしまったらもうほんとにキラ星に私はいらなくなっちゃうじゃないかと青ざめる程のパフォーマンスでした。
ほんっとうに。
カーボンマイクの生きることこの上なく。
やばい。
いや、ここまでやってくれたことに感謝。
もっと早くキラ星でもやって欲しかったけど。
しかしこの人のこの、「居るだけで時代感醸す佇まい」はなんなのでしょうね。
MC中「今日は僕の好きなことばっかりやっていますから」と何度も何度も言っていましたね。
全力で演奏しながらも、本番中は何度も不在の私の名前を出し、曲目をほぼ変更することなく全員を率いてくれた青木さん。
どうもありがとうございます。
恭一くんの上海リルに痺れました。
リクエストによる青木さん&井桁さんデュオ
「スワニー」と「世界は日の出を待っている」
2ステージ分じっくりと自分のいない映像を見て改めて気付いたのは井桁さんのかっこよさ。
常々お客様より
「井桁さんが最高にかっこいいんだよ!」
「井桁さんのファンなんだよね」
「井桁さんがよかった!」
という声が私に届いてるんですが、
いやこれは「私は井桁さんのことかっこいいと思ってなかった」っていう話じゃありませんよ!!
1stステージ映像はドキドキしながら見てましたが、2nd途中からはもう完全に楽しんで見てしまい、そのうち井桁さんばかり見ている事に気づき。。
前へ前へと出てこないけれど、演奏が男前なのですよね。
(photos toshio tsunemi)
今回載せた写真、toshio tsunemiとあるものは写真家の常見登志夫さんが撮ってくださったもので、それ以外はもかこが撮ってくれたものです。
客席照明落とした会場で、場面を明るく切り取ってくださった常見さんの写真、親友ならではの感覚で私が「そうそうそこ撮っておいて欲しかったの!」と思うとこ全部撮ってくれたもかこの写真、どちらも嬉しいです!
もかこから深夜電話で
「最後は『病室の熊田さんに届くようにみんなで歌いましょう』って青木くんが言って、みんなで歌ったんだよ!アラビヤとりんご(>_<)!」
と電話で聞いて「えええええ!?そんなことを!!
」と驚き感激し、
青木さんに電話で
「~って言ってみんなで歌ってくれたんでしょう?
ありがとううううぅぅ。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。」
と言ったら
「そんな事絶っ対に言ってない。」
と一蹴され、
(゚0゚)。。。。。。。(←私
と、行き場のない感じになりましたが(冷や汗)、
映像見たら言ってくれていましたね。
そして会場の皆さんで歌ってくださってましたね。
嬉しいです。ありがとうございます。
銀座キラ星カルテット2011.12.1
突然入院が決まった瞬間、体内で雪崩が起きたようなショックはあったけれど、もう次の瞬間には舞台をどうするか、お客様に連絡は?と考えることややることが次から次にあったので緊張していて、正直「出られなくて悲しい」という気持ちをちゃんと感じる余裕がなく、終わってからもずっと気が抜けないような感じでいたのですが。
新年明けた今頃になってじわり、じわり、と、ずっと残念で悲しかったりします。
でも何よりも、自分が素晴らしいメンバーと一緒に活動できることを幸せに思います。
沢山のひとの気持ちに支えられた事を嬉しく、ありがたく思います。
会場にいらしてくださったお客様も、そうでないお客様も、
たくさんの方が楽しみにしてくださったことを誇りに思います。
2012年、必ず熊田千穂と銀座キラ星カルテット、
今思い描くフルメンバーでやりますので、
どうかまたお付き合いくださいますよう。
よろしくお願い致します!
どうもありがとうございました!
熊田千穂
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