« 3月3日 上海バンスキング | トップページ | 3月4日 上海バンスキング »

2010年3月 4日 (木)

3月3日 上海バンスキング

 そして今日も行ってきました
ゲネから数えて、3回目です。

今日は、夢みたいな日でした

 送り出しライブの様子
Rimg1274
 Rimg1281


Rimg1279 Rimg1285_2

串田さん、また来てることに気付いてシャッター押すまで待っててくれました(笑)
Rimg1283






 














Rimg1284 Rimg1288 Rimg1289 私は、串田さんの教え子だし、大学時代さんざラブレターも書いたし、串田さんの演出作品にも出演したし、初日には送り出しライブの最前列にいることに気付いてウィンクしてもらったけど、まさか楽屋に行くつもりなんてなかったのです。
そんな勇気はもうない。

 むかしの私だったら「えいっ行っちゃえー!!!」って通用口をそ知らぬカオで突破して「串田さーん」って押しかけたろうけど、
私は串田さんにほんとうに近づいていくことはできなかった、あんなに憧れた串田さんの視界には結局入ることはできなかったという思いと、演劇を離れてしまった自分にほんの一抹残る寂しさが、終演後の串田さんに会いにいくという発想自体をそもそも生まなかった。

 それが今日、ある素敵な人の導きでするりと楽屋へ行く事ができたんです

 リサさんは私のご近所さんで、2年程前にバーで初めて知り合いました。
やたらかっこいい女の人がいるなぁ、誰なんだろう?と思っていたその人が、リサさんでした。
去年たまたま私が上海バンスキング再演の話をしたことからリサさんが自由劇場に参加していた事を教えていただき、当時の貴重な、私にとっては宝物みたいなお話をたくさん聞かせていただきました。
そして今回、一緒に上海バンスキングを観に行くことになりました。

 送り出しライブ後、「楽屋、行くけど一緒に来る?」。
もかこと二つ返事でうなずいて連れて行っていただいたんです。

 込み合う楽屋の通路で、串田さんに会えました。
なんと、抱きしめてくれました。心臓が破裂しそうで、涙があふれて、からだがふるえました。
「再演していただいてどうもありがとうございます。」
何より伝えたかった事だけは言えました。

通路の少し先には吉田日出子さんがいました
ぼーぜんとしてる私の肩を揺すりながらもかこが、
「声かけなよ!日出子さんの歌がきっかけで今歌ってますって伝えなよ!!」って何度も何度も言ってくれました。
身体が固まるってああいうことなんだなと思うんだけど、息もうまくできなくて、

そもそもマドンナを演じたあとの日出子さんを近くで見てることができてるだけで奇跡で、
涙だけはどんどん溢れてくるのに、身体は動かなくて、
頭が回ってないからもかこにまともに返事もできませんでした。

 関係者の方たちと挨拶をしながらだんだんこちらに近づいてきた日出子さんと目が合った時、
「今伝えなきゃ!」と初めてはっとして一気に話かけました。
18歳の時に初めて上海バンスキングを観たこと。
でもその時すでに自由劇場はなくて、映像でしか観たことがないこと。
日出子さんの物真似ばかりしてたこと。
それがきっかけで今ジャズを歌っていること。
バンスキングみたいな舞台をやりたくてもかこと舞台を作ったこと。
バンスキングの中で使われている曲が大好きでレパートリーにしていること。
「ウェルカム上海」と「貴方とならば」だけは、思い入れが強すぎて歌っていないこと。
何よりも再演していただいてほんとうにありがとうございます、と。

 「ウェルカム上海」と「貴方とならば」のことを言ったら、デコさんは
「あらそうなの?歌えばいいじゃない」とあの口調でおっしゃいました。

 本物の、吉田日出子さんなんだよ。
 まどかさんなんだよ。
 この人はさっきまで、「上海バンスキング」にいたんだよ。
 

 なんかもう、なんて表現したらいいの?今日の事を。
「・・・・っていう夢でした~~~!!」っていま誰かに言われても、信じるよあたしゃ。

 吉田日出子さんとの写真。これは一生の宝物。私はすでに泣きはらしてます。
Rimg1291

 

 このあと、リサさんに自由劇場時代のお話をたくさんたくさん聞かせていただきました。
まるで映画見てるみたいだった。
時代が空気が、今とはまるでちがう自由劇場の時代。
役者達の横顔。
リサさんの演劇への愛情。

  ここしばらくしぼんでいた心にゆっくり水分が沁みこんでくるような日でした。

 

 

|

« 3月3日 上海バンスキング | トップページ | 3月4日 上海バンスキング »

コメント

初めまして。「上海バンスキング」でhitしたのでお邪魔しました。

昨日私も上海バンスキングを見に行きました。
アップされている写真の中に、私が写っているものもあって笑ってしまいました

秋川リサさんといっしょにいらしていた方ですよね?
秋川さんも目立ってましたけど(あの美しさですから)、一緒に居た方々みなさんお綺麗で、「あー、業界の方なんだろうなぁ」って思ってました。

20才代半ばで上バスにはまり、そんな私も今や四十路半ば。
よもやこの目で再び「上バス」が見られるとは思ってもいませんでした。
熊田さんの感激、興奮がよく分かります。

今回、「あの日のまどか」を若手の方が演じていらしたので、この戯曲もいつかは次世代に受け継がれていくのかな。そんな気もしました。

本当に夢のようなひと時をすごせて私も幸せでした。

投稿: 銀河のぞみ | 2010年3月 4日 (木) 19:39

銀河のぞみ さま

こんにちは
コメントすごく嬉しいです!
どうもありがとうございます!!

 ほんとうにうれしくて、劇場にいる時も帰ってきて家にいても、あの舞台を観た人と「うれしいね!よかったね!!」と言い合いたいという気持ちがあり・・・(う、うざいですよね~・・)
だから、同じ公演を見た人にブログを見つけてもらってコメントをもらえたなんて最高の気分です。


目にとめてもらえていたのであれば(うれしいな・・)、ぜひともお話させていただきたかったなぁ・・なんて思っています。

写真に写ってらっしゃるんですね。
勝手に撮ってしまってごめんなさい。

つい舞台に夢中になってしまうけれど、私には上海バンスキングの客席の様子を見られるということも幸せなことです。
物語に引きこまれてゆく、観客の表情。
送り出しライブを見て、笑顔の人がいたり、泣いてる人がいたり、一生懸命写真撮ってる人がいたり、一緒に歌ってるひとがいたりする様子も全部、記憶していたいし記録していたいものです。

 想像の中にしかなかったものが現実に目の前にあるってすごいです。

 若い役者たちに引き継がれていく上海バンスキング、
ここまでオリジナルメンバーで再演されたものを観たあとでは想像もつかないけれど、斉藤憐さんのこの素晴らしい作品はきっと世代が変わっても輝き続けるって信じています。


 「上バス」!!!!!
すごい略し方ですね(o^-^o)
初めて知りました!なんだか斬新です。
16年前の公演を見ていたファンの人たちはそう呼んでいたのかと思うともうそれもうらやましいです。。(笑)

マニアです((w´ω`w))

 コメント本当にありがとうございます。


投稿: ちほ | 2010年3月 5日 (金) 00:16

いやあ奇跡ってあるんだね。
神様っているんだね。
ってことを思わずにはいられないThese Daysです。ゲネ見ない?が、セット見ない?になって、「小説家なんだよな」って言ってもらえて(あの”小説家”って響き一生忘れない。串田さんらしい言い方だよね。ショウセツカって)
秋川さんとの出会いがあって、それがこのツーショットに繋がるわけで。
2007年にCD作ったことも、
2008年に花タンやったことも、
2009年には観念して「歌手です」「作家です」と名乗るようになったことも、
すべてがこの上海バンスキング(待ちわびた…!!二度と帰らない恋人を待つみたいだったね)
に繋がって、
まったく予定してなかったのに2度も楽屋に行けてさ、
あたしたちこうやってまた演劇に帰ってこれた。
芝居の神様がご褒美をくれたんだなって思います。
写真を撮ろうとしたとき、フレームの中で、ふたりとても似て感じました。なんか空気が交ざるような感じがしたよ。写真も似てるよ。
江國さんが「もかこちゃんがカクタスが好きっていってくれたことが一番嬉しかった」ってわたしに言ってくれたみたいに、Sing Me A Songには、デコさんを嬉しくさせる何かが絶対につまってると思う。
それは奇跡ではなくて必然だと思う。
そういう出会いは奇跡だけど、
人にはそれぞれ用意されてるんだなってことを思わずにはいられません。
新作を控えるいま 秋川さんに会えたこともね♪

投稿: もかこ | 2010年3月 6日 (土) 22:24

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 3月3日 上海バンスキング:

« 3月3日 上海バンスキング | トップページ | 3月4日 上海バンスキング »